ゆっくりと、目が覚めた。 何度か瞬きして、目を擦ってみれば障子越しに太陽がキラキラと輝いていた。 どうやら今日はいい天気らしい。そのことに、自然と口元が緩む。 今日は授業も実習訓練も委員会も無い。本当に本当の、休日なのだ。 「さて、と・・・」 身体を起こして、伸びをしたら何とも軽快な音が鳴った。 今日は休日を満喫しよう。と意気込みながら、私はもそもそと布団から抜け出して朝の準備に取り掛かった。 「今日の朝ごはんはなにかな」 朝の準備を終えた私は、朝飯を食べるために食道へ向かった。 その途中で、見慣れた後姿を見つけた。 「兵助！　雷蔵！　三郎！　ハチ！」 .