たまたま三郎が居たから義理チョコとして、たまたま持ってたチロルチョコを上げた。数時間して、ふらりと廊下を歩いていたら突然雷蔵があたしの腕を掴んで、どこかに無言で連行。そしてあんまり使われていない男子トイレの個室に連れ込まれて、鍵を施錠で密室が完成。いつもと違って力加減が雑な雷蔵の手が、あたしの手首を赤く染めた。いつもは、こんなことしないのに。少し、怖くなった。


「ら、らいぞ?」
「お仕置き、だから」
「え?」
「加減なんて、しないよ」


いつもより大分荒いキスを、雷蔵がした。雷蔵はあたしの口内を好き勝手犯したかと思えば、一言「あまい」と呟いて、あたしの首にくっきりと跡を付けた。





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